何故か常にメチャクチャな状況に陥りながら生きてる俺ですが、また思いつきました。
「スフィンクスが日本神話にいたかも」、という話。
奇想天外で自己満足な話ですが。これにはもう、そのへんの貞子の井戸よりずっと深い訳がありました。
○いつも助かっております
狛犬という「大陸の動物」を守護にしてる日本古来の神社
日本の神社はほとんどが、狛犬を守護としているではありませんか。
通説で、最初期の頃の狛犬というのは、どうやら唐の時代にはあったというから、それは飛鳥時代や奈良時代のころだったとか。
そういえば「古事記」「日本書紀」に、狛犬がどこにも出てこないのはおかしいとは思ってました。
現存する日本最古の狛犬というのは9世紀につくられた、教王護国寺の木造狛犬だそうです。石製の場合、東大寺南大門の石獅子が知られ、これが1196年だとか。
獅子というのは、ライオンのこと。日本はライオンが暮らしていた痕跡はどこにもないので、獅子が外来文化だったことは明らかです。
日本人は昔から、高句麗のことを高麗(こま)と言ってました。
高句麗の前身だったのは濊貊(わいはく)ですが、「貊」の字は狛犬の「狛」と同じだという話。つまり高麗から入ってきたから「高麗犬、高句麗犬」というのが、本来なのかもです。
高句麗の言語は扶余と一緒で、そして倭語とも非常に似通っていたと、言葉を比較するとそのあたりも分かってくるのですが、昔から日本と高麗の関係は深かったようです。
しかし高麗犬とは言えども、獅子(ライオン)は、高句麗にも存在してなかったんですよね。つまり高句麗は、狛犬の中継地点なんです。
しかも、狛犬というのは獅子(ライオン)に限らなかったんですね。先程登場した教王護国寺の狛犬は、片方が獅子でもう片方が一角獣=ユニコーンでした。
狛犬は2匹で一対ですが、「獅子と獅子」の取り合わせな場合と、「獅子と一角獣」という取り合わせもかなり見られるんですね。
これが日ユ同祖論の、有名な1つの証拠としても取り上げられてます。
この一角獣についても、日本の神話には登場することがないし、高句麗にもともと居たという形跡もないです。
すると、獅子も一角獣も、狛犬とは中東・地中海方面の架空の動物の伝説が、極東へと流入してるのは明らかなこと、ここまではわかるかと。
狛犬は突き詰めていくと元々スフィンクスだったのではないか、そんな仮説があります。
スフィンクスはライオンの体をしていて、四足で座って、ピラミッドを守護している存在だと言われてますね。これがそのまんま狛犬の姿になって、神社の守護となったと。
要するに同じ存在の場合、神社とピラミッドの役割が重なってる。ということは、ギザの三大ピラミッドは、お墓なんかじゃなくて神殿なわけなのですが。
・狛犬 →守る →神社(神殿)
・スフィンクス →守る →三大ピラミッド(神殿)
てことになって、ピラミッドとは本来は神殿なのが確かです。
するとスフィンクスに、一つの疑問が沸いてきてしまいます。それは、狛犬が一対で2匹がワンセットなのだから、スフィンクスも一対で2匹並んでいたんでは?という仮説。それは考古学的な調査で分かるかもしれないですが。
実はもう一つ、狛犬とスフィンクスを結びつける存在を、記紀神話から見つけました。
沙土煑尊がスフィンクスっぽいことの話
スフィンクスが、実は日本の神話に登場していたとすると、ちょっと話は変わってくるようではないですか?以前こんな記事書いてました。
原初の想像神である国常立尊は、葦牙であり三角形であり、宇宙空間に浮かび上がるピラミッド、地下構造を持つピラミッドのようなものを、示しているのだと言う話。
調べてみると、記紀とも国常立尊の近くに、スフィンクスっぽいな、そう思わせる神さまがいました。それが 沙土煑尊(すいじに)と埿土煑尊(ういじに)。
誰でも気づくことですが、この神2柱は、「煮」を含みますね。
以下、「学研漢和大字典」の字解を引用してまいります。
これは本来は「煑」と書くんですね。「者+火=煮る」というのは、昔の字体を知らなくなった現代人には想像しにくいです。
この煮るですが、「焚(たく)」「炙(あぶる)」と同じ系統でした。
で、「者」というのは、字解によれば焚き木のことだったんです。者も火に関係するとは知らなかったです。
ここから埿土煑尊と沙土煑尊が、スフィンクスになっていくのですが。
「煑」を分解すると、土、老(老頭)、日、火が出てきますね。
スフィンクスとは、土(石)で出来た老人であり、太陽(日・火)の神ホルスの化身なんですよ。つまり煑の一字で、スフィンクスの特徴が現されていました。ここは序の口です。次。
埿土煑尊と沙土煑尊っていうのは、こんなふうに泥土、土、土、砂、土、土でできているんですよ。つまり大地の要素は、スフィンクスの材質ですね、ここで現されているのが。次。
「日本書紀」のほうでは、砂土煮
「古事記」のほうでは、須比智邇
と書くのですが、これ、ローマ字で書くと、スフィンクスの「スヒン」が現れてくることに気づいてしまったのですよ。偶然じゃないっぽいですよねこれ。
スフィンクスの異名と埿土煑尊と沙土煑尊との一致点
スフィンクスは、正式な名称のほか、異名もあったんですね。
一般には単に「スフィンクス」と呼ばれることも多い。現代アラビア語では「أبو الهول(Abu al-Haul)」で、「畏怖の父」の意味。発音は標準アラビア語でアブ・ル・ハウル(Abul-Haul)、エジプト方言ではアブル・ホール(Abul-Hool)となる。
古典ギリシア語ではスピンクス(Σφίγξ, Sphinx)といい、スフィンクスとはこの英語読みである。
古代エジプトにおける本来の名は不明だが、ギリシア語名は古代エジプト語シェセプ・アンク(szp 3nh, シェセプ=姿・形 アンク=再生・復活の神 「アンク神の像」の意)に由来するのではないかとする説がある。ただしこの語は神あるいは王の像に対してのみ使われており、合成獣に使われた証拠はない。
スピンクスは女性名詞であり、中国語では「獅身人面像」または「獅身女面像」と訳される。
ウィキペディアによれば、スフィンクスは、アブ・ル・ハウル、アブル・ホール、シェセプ・アンク説もあるとか。
これを見て、ハハア、と思いました。
埿土煑尊と沙土煑尊 の、「煑」と同系の漢字に「炙」があると書きましたが。
これ「炙=あぶる」だから。炙・ハウル、炙ホールって、言い換えて良いわけじゃないですか。
まぁココまで来ると、全部偶然じゃないと思いますが。まだあります。
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国常立尊との位置関係で分かる埿土煑尊と沙土煑尊=スフィンクス
ピラミッドに対応するのが、葦牙=三角形の形をしていたと「日本書紀」書かれる国常立尊でした。
ならば、国常立尊の横にいる神さまが、スフィンクスってことですよ。だから国常立の隣りにいる、埿土煑尊と沙土煑尊とに白羽の矢が立ったわけですが。
1 国常立尊(くにのとこたちのみこと)
2 国狭槌尊(くにのさつちのみこと)
3 豊斟渟尊(とよぐもぬのみこと)
4 泥土煮尊(ういじにのみこと)・沙土煮尊(すいじにのみこと)
1 国之常立神(くにのとこたちのかみ)
2 豊雲野神(とよぐもぬのかみ)
3 宇比邇神(うひぢにのかみ)・須比智邇神(すひぢにのかみ)
こんなふうに。
いずれも国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊という三柱セットのすぐ後に、沙土煑尊と埿土煑尊が登場するんです。
これは、古代エジプトには、ピラミッドのすぐ横にスフィンクスがいたことを示すためなのではないかと。
図にすると、こうなる。
こんなふうに、
日本 エジプト
国常立尊 ピラミッド
国狭槌尊 ピラミッド地下
豊斟渟尊 ピラミッドの所有者(クヌム神及び、クフ・クヌム王)
埿土煑尊 スフィンクス
沙土煑尊 スフィンクス(どちらかが消失)
というふうな対応になっているという想像ですが。
気になったところまとめ
他にもあったのですが、面倒なので画像でまとめてみました。
日本人の原初に古代エジプトがある。
だからこそ、ここまで日本の原初の神のなかに、古代エジプトの要素で満たしていると思うのですが・・・。
ここまで見て、「全部偶然でした」って言ってしまうのが、保守的な歴史観な日本人だと思いますが、どうだったでしょうか。まぁいつもの暇つぶしの妄想ですので、悪しからず。
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