倭迹迹日百襲姫命については、古代エジプトとの関係を抜きにして語れないです。今回は歴史研究に戻りまして、倭迹迹日百襲姫命について。
ところで狛犬のデザインは、少しづつ進んできました。鳥居、みずらの研究もして、完成に向かっていけたらいいと…。
しかし日々疲れが抜けないし、本業で稼げないし新たな仕事も見つからない。なかなか絵や電子書籍を中心にできない現状です。
○いつも助かっております
以前に、「崇神天皇が卑弥呼だった説」はずっと解説してました。
それに加えて、倭迹迹日百襲姫命も卑弥呼と同一の存在だったと思われます。
ちなみにですが、古代の人物にやたら別名があるのは、珍しくもないです。
大国主の別名
大穴牟遅神、国作大己貴命、八千矛神、葦原醜男、大物主神、宇都志国玉神、大国魂神、伊和大神、所造天下大神、地津主大己貴神、国作大己貴神、幽世大神、幽冥主宰大神、杵築大神
こんなに別名があった、あるいはべつの神と融合されたともいう。
倭迹迹日百襲姫命は、ひょっとすると、卑弥呼が死んだ後の異名的な要素が含まれるのかと。
以前も指摘したように、「魏志倭人伝」で卑弥呼が死んだ後、「百人を殉死した出来事」が「百襲姫」の由来であろうから。「百襲」の漢字部分は、百人の死というリアルを当て嵌めたと考えられるのですよ。
卑弥呼というのが本名であり、倭迹迹日百襲姫命は巫女としての名前みたいな感じかもしれないなと。実際「日本書紀」では倭迹迹日百襲姫命は神懸かりする巫女としての登場だから。
崇神と卑弥呼が同一なら、崇神天皇の諡号「ミマキイリヒコ」は卑弥呼が男性に化けた時の偽名だったと思うところです。
倭迹迹日百襲姫命はトートを知っていたか
女王卑弥呼は、大陸の叡智を隅々まで集めていた博識な人物だったと想像してます。
以前に見つけたブログで、弥生時代の「持衰」という風習は「ジーザス」が伝わったことが由来という話を見ました。
卑弥呼の時代にキリスト教は伝わってないというのは、間違いです。何しろ卑弥呼はフィリポだったかもしれないので。
倭国は昔から、大陸の吹き溜まりとしての機能がありました。
倭人は縄文人と呼ばれる人々を基底とし、その上に大陸各方面の渡来人と呼ばれる民族が組み合わさった集合体であるので、そういった話が入ってておかしくないです。
古代中東方面の知識は、倭国の中枢、卑弥呼、そして倭人の中に入り込んでたわけで。だからエジプト、ギリシアと、卑弥呼の関係は無視できないです。
古代エジプトの、トート。書物神、知恵の神、時の神、創造神、魔法使いとされたのが、トート神でした。
トキやヒヒの姿でをしてたと伝わります。古代ギリシアではヘルメスと同一視され、古代の中東で広く信仰されたとか。
世界の終わると現れて、再び世界を作る役割を持っているとか。
トート
トート(ギリシャ語:Θωθ;トト、テウト[2]とも)は、古代エジプトの知恵を司る神。古代エジプトでの発音は、完全には解明されていないがジェフティ(エジプト語:ḏḥwty)と呼ばれる。
聖獣は、トキとヒヒ。数学や計量をつかさどる女神であるセシャトを妻(または妹)としている。
多くの信仰を集めた神のため、その神話も多岐に渡る。さらに長い期間信仰されたため、多くの役割を持っている。創世神の一人であり、言葉によって世界を形作るとされる。
ヘルモポリス神話において世界は、八柱神(オグドアド)によって作り出されたとされている。その後この神々が眠りにつくが世界が終焉を迎えた時、また新しい世界を生み出すために目覚めさせなければならない。この役目を請け負ったのがトートだとされる。あるいは、トートが創造神とされた。
幾つかの理由から、倭迹迹日百襲姫命は、何かとトート・ヘルメスの存在を意図していたと思われます。
これ以降は、卑弥呼が如何に、トート、ヘルメスらしい特徴を備えているか、ちょっと掘り下げます。
(1)足跡
トート神は、足の逸話が残る神様でした。
倭迹迹日百襲姫命の「迹」は、「足跡」のこと。奇妙に一致してますね。
ヘリオポリス神話において世界ができた時、自らの力で石から生まれたとされる説が有名である(この場合、早く生まれたために足が悪くなったとされる)。
(2)出現
卑弥呼が倭迹迹日百襲姫命と同じ存在なら、エジプトの伝承との一致も興味深いです。
トート神は世界が終焉をむかえた時に出現するとありました。さらに古代エジプトでトートは、疫病をもたらす虫を死滅させると信じられていたとか。
いっぽう倭迹迹日百襲姫命が現れたのは崇神天皇の時に、疫病蔓延と民の反逆が起きた時。まさにこの世のおわりみたいな時でした。これもなんか一致してる。
だから疫病の蔓延した倭に、疫病を死滅させる役割の、迹迹(トート)が現れたというわけなんですよ。
(3)魔法使い
トートは魔法使いの代表格でした。卑弥呼は鬼道で民衆を惑わし、
倭迹迹日百襲姫命は神憑りし、神の言葉を話す霊媒師と記録されました。
大物主神と結婚した神話的な逸話があり、まさに神格化されたわけなんでした。
魔法使いと言えるような存在感がありました。魔法使いなら、男に化けていたかも。
(4)知識
トートは知恵の神で、この世のことは全てあまねく知ってたらしいです。数多くの書物を書いたとか。
さらに彼は魔法の書物を書き、この世のあらゆる知識を収録する42冊の本も書いた
卑弥呼は漢文を作れる能力があったのは、間違いない話。
「魏志」に卑弥呼が詔書を受けた記録がありました。卑弥呼自身は漢文を読めたのは想像に難くないことです。
ひょっとすると卑弥呼は、数多くの書物をしたためたのかもしれない。しかし弥生時代の紙だと今に残っている可能性はなさそうです。
またこれは想像ですが、邪馬台国の中枢は中央アジア系の人々でかためられてたようでした。あちらの言語にも詳しかった、トリリンガルだった感じもします。実際に会ってみないとわからんですね。とにもかくにも卑弥呼はトート神のように、知識と知恵を持っている女王様だったと考えています。
ちなみに個人的には卑弥呼は烏孫から東漸した皇族で扶余生まれかもしれないと考えてきましたが。詳しくは過去記事で。
(5)名前
じつは倭迹迹日百襲姫命と、トート、ヘルメスの名前自体が、明らかな相似点を持ってました。
t-t
tho-to トート
to-to 迹迹
h-m-s
her-me-s ヘルメスhi-mo-so 日百襲(倭迹迹日百襲姫命)
hi-mi-ko 卑弥呼
hi-mi-tsu 秘密
これは太陽神天照大神の別名とされる、オオヒルメもそうですが。
oh-hiru-me オオヒルメノムチ(大日孁貴)
her- mes ヘルメス
天照大神と卑弥呼は太陽を象徴とした人物で、トート・ヘルメスと繋がりが見えたりするんですよ。
日本語の秘密という言葉も、卑弥呼とヘルメスが元になっているのでは、という想像も掻き立てられました。
ACROMASTER トートバッグ
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古代のエジプトと倭の間には、似た要素が他にも色々見つかることは知られた話。トートと卑弥呼(倭迹迹日百襲姫命)の間で似た要素が見つかることについても、偶然とは言えそうにないです。
いま世界が終わりそうな感じになってますけども。
とても尊いトート神が現れて、世界を再生するんですかね。まぁ、totoはすでに現れているけれども。
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