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○いつも助かっております
実は烏孫と日本の歴史は、似たところがある
とかなんとか言ってると、トンデモ仮説扱いされてしまうところです。
しかし、これについてまじめに研究した本が既にあるのです。栗本氏の本「シルクロードの経済人類学」。
この本では、天皇と大和民族の烏孫起源を述べてますが、具体的に日本神話のどの神や人物が日本に関係するか、述べられてたかどうか、ど忘れして記憶になかったので、本を読み返しました。
すると烏孫のあったセミレチア(キルギス付近)が、天皇氏族や蘇我氏を始めとする、一部の日本人の故郷であると書いてありました。
そこから2~4世紀頃の日本列島に、正方位や弥勒信仰と共に、天皇と蘇我氏の一族が移動してきて、日本を統治した、そんなような内容でした。ともかく烏孫について研究した数少ない日本語の書物なのでした。
ということで、ここでは烏孫と日本の起きた出来事の設定は、とても似ているところが多いという点を指摘しておきます。特に神武天皇の記録について、「漢書」「史記列伝」の烏孫に似た設定が見られるので。
勿論これは私見としてなので、思い込みや決め付けといえばそうかもしれないのでご注意を。
既にまとめたものの中から、少しばかり、かいつまんで見ていきます。
国の位置
・烏孫の前身の国(烏孫の王昆莫の父の国)は、匈奴の西にあった
・神武天皇は日本列島の西(日向の高千穂)にいた
(烏孫のあった場所は、秦氏の出身地という弓月国の場所。弓月国自体、烏孫の後裔)
神と呼ばれた王
・神武天皇は神のつく天皇であり、和風諡号も「神日本磐余彦(神倭伊波礼毘古)」。
王号
倭の王号は大王(オオキミ・オホキミ・キミ)
烏孫は昆弥(発音はクンミで短縮すればキミに近い)
動物に助けられる王
・烏孫の昆莫は子供の頃、鳥と狼に助けられた(これは騎馬民族の神話)。
・神武天皇は鳥(八咫烏・金鵄)に助けられた。神武伝説に狼は登場しないが、天照大神に助けられており、大神(おおかみ)が狼を示唆する。
大移動
・烏孫の昆莫は月氏の本拠のあった敦煌付近から、天山山脈の北方へ大移動した。
息子が王位を奪うために反乱
・昆莫の息子、大禄は王位を奪うため反乱を起こした。
理解できましたか。要するに神武東征伝説には、烏孫の昆莫の物語が組み込まれているのだと。これほどに国王の事績同士が似通う例は、倭の近隣諸国の王と比較してみても、まず見当たらないです。
日本の初代天皇、神武天皇は、中央アジアの烏孫の昆莫と同一人物だった・・・
まぁほんとなら、天皇陛下も世の中の偉い人もびっくりですけど。
ここに述べたものは私見であるし、ごく一部分の一致を持ちだしたにすぎないので、日本の歴史に烏孫が組み込まれていることや、昆莫と神武天皇が同一人物という、決定的な回答ではないでせう。
勿論、神武天皇が架空の存在としたり、日本列島に実在したと考えることは、人それぞれの自由な発想でせう。日本古来の伝承を大切にする人は、この烏孫起源は頭ごなしに、気に入らないものかもしれない。
・・・でもなんか似てる。
この烏孫史と日本史の奇妙な一致が、偶然や無関係とは言いがたい決定打は、闇の組織に殺されずに来年も生きてれば、完全な形で披露できるかもしれんです。
おわり
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