この前イザナギの話しましたが、今回は奥方のイザナミに焦点あてます。これは八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に冠する奇妙な妄想です。
たすかっております。
日本神話に登場する化け物はイザナミの眷属か
以前から思っていました。大災害を象徴するヤマタノオロチ。こいつ、イザナミってなんか共通点があるなと。
八岐大蛇が登場するのは、天照大神が引きこもる天の岩戸の場面を経て、素戔嗚命(スサノオ)が高天原から追放された後のことです。
神話によると八岐大蛇は出雲にいた八つの山と谷に跨るほど巨大な、首が八つある大蛇とか龍の姿でした。出雲で人を食っていて、奇稲田姫命(くしなだひめ)が食われるところ、スサノオが退治して救ったということでした。
西洋で言うとヘラクレスに退治されたヒュドラが、スサノオに退治された八岐大蛇に対応しています。洋の東西は神話も人の流れも、古代から繋がってたわけです。
それで八岐大蛇とイザナミの特徴を、いろいろ比較してみました。
場所
イザナミは出雲の黄泉平坂の先にある黄泉にいた
八岐大蛇は高志から、出雲の鳥髪に来る。やまはよみに似ているので、黄泉大蛇なのかもしれない、
蛇
イザナミは蛇神。なみは蛇。巳は蛇。「邪那美(ざなみ)」は蛇の目
八岐大蛇は蛇
規模
イザナミは雷神が付き従う。稲光や雷鳴とは、山谷の広範囲に轟く
八岐大蛇は八つの山々や谷に股がるほどの巨大さ
雲
いざなみは雷神、雷は雲から発生する
八岐大蛇には雲がかかっていた。尻尾から草薙剣(天叢雲剣/あめのむらくものつるぎ)が現れた。雲を発生させると伝わる剣。
大
イザナミは黄泉の支配者となり、黄泉大神(よもつおおかみ)の名を冠した
八岐大蛇は大蛇であるので、大の字でイザナミと合わせられている
八
イザナミ(黄泉大神)は八雷神が取り憑いている姿
八岐大蛇は八つの首
殺害
イザナミ(黄泉大神)はイザナギを殺そうとした。1日1000人を殺すと呪いの言葉
八岐大蛇は毎年人を食らった
敵対
古事記と日本の神々 p57
といったふうに、イザナミとヤマタノオロチには共通点があった。探したらほかにもあるのかも。
黄泉の世界のイザナミは、1日1000人殺すと呪いの言葉を吐いてました。
するとイザナミは何らかの形で地上に現れて、人々に災いをもたらしていておかしくないというわけです。その一形態が八岐大蛇であるのかと。
イザナミが地上に具現化したのか、はたまたイザナミが地上に放った、闇の眷属である化け物の一種なのか。
それでイザナミの眷属らしき存在は、実は他にもいることが分かりました。それは地震を起こすと伝わる大ナマズ。次回にご紹介します。
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