平仮名の「あ」と「ん」は奥深い
弥生時代に漢字が入り、借字として万葉仮名が生まれ、奈良時代に仮名文字の原型ができたとか。一節には弘法大師空海が仮名文字に関わったとか言われますね。
しかし、始まりの真相はまだわかってないとか。
○いつも助かっております
仮名の始まりは「あ」、終わりは「ん」だったりしますね。
これ実は古代インドの言語だったサンスクリット語の梵字の、始まり「a(あ)」終わり「m(hum)」と同じだったりします。
だから古代インドでは宇宙の始まりと終わりを示す言葉にもなり、漢訳された「阿吽」の思想も日本に根づいていったとか。
古代ギリシア語でも最初の文字がα(アルファ)、終わりの文字がΩ(ωオメガ)なのと、梵字は完全に一致しているので繋がりは明らかでした。
それからキリスト教では、キリストが言ってたとかいう言葉、「わたしはアルファでありオメガである」これもまた、平仮名や梵字との共通点が見られるところだったりしますね。
平仮名の始まりの「あ」、終わりの「ん」。
形もなにか、大陸の文字と共通点があるような。
ん ← (´・ん・`)
ω ← (´・ω・`)
ヘブライ文字由来説っていうのが、日ユ同祖論では語られていたりするのですが。漢字、梵字を取り入れた上、法隆寺ではソグド文字も見つかっているわけで。大陸文字の形状を取り入れている可能性は、あるのではないかと。
じつは仮名文字というのは、こうしたはるかなる大陸の叡智を元に創作されたと言って間違いないことでした。教科書じゃ教えてくれないけど。
「あ」は全ての平仮名を包括する文字だった
さて先日なんか悶々と過ごしてたら、閃きました。
「そういえば、平仮名ってなんか似た文字が多いな」と。
・い型 い、け、り(リ)
・く型 く、へ、し
・こ型 こ、に、た
・ぬ型 ぬ、ね、る、ゐ・よ型 よ、お、な、は、ほ、ま
こんなふうに。似た形が見つかるのは、どうでもよい話ですが。
実はこれらの平仮名は、祖形があるのかと気づいたりしました。
それが、平仮名の始まりの文字、「あ」だったかなと。
平仮名の比較
平仮名の祖型が「あ」であること。その真相は、「あ」と平仮名の基本である「あいうえお」を比較するとわかってきたりします。
こんなふぅに・・・。
「あ」はあいうえお全ての要素を併せ持った文字と、言って過言ではないです。さすがに始まりの文字なだけあって。
「あ」のなかには、実は「いうえお」がはいってるのですよ。これはまだ現代人の誰も知らなかった、昔の日本の叡智の回復なのかもしれないです。
すべての50音に適用される「あ」
で、これを突き詰めると、ほぼ50音は無理なく「あ」が包括してると、気づくことになりました。
こんなふうに。
末尾がくるりん(〆)的になってるところは、どうしようもなかったですが。
それ以外はこんなふうに「あ」の中に入り込んでいるような具合。
他の文字でもできるのでは?という疑問
で、こんなのどの平仮名でもできるんじゃね?と思ったんですけど、無理でした。
例えば「い」という平仮名には、「お」の特徴が入っていないですね、誰が見てもわかるように。単純すぎる平仮名では、複雑な形の再現が無理てわけで。
同じく「か」のいち文字で、あいうえおを表現することは不可能だったりします。以下のように。
ということはつまり「あ」だけに特別感を持たせて、祖型としていることは明らかなんではないかと。
むかしの人は、テキトーに平仮名をこさえた訳じゃなかったという話。
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