たっちゃんの古代史とか

誰も知らない日本とユーラシア古代史研究。絵も本も書く。闇の組織に狙われてるアマ歴史研究者。在宅お仕事中。

鶏(かけ)は光で影だった。天岩戸神話に登場するニワトリの違った見方

日本神話の天の岩戸の場面では、常世の長鳴鶏が登場しますね。あれ、実は天照大神を外に出す以外に、別の意味があったんです。今回も低学歴の妄想の話。

 

常世の長鳴き鶏は「光=影」だった

 

Chicken - Wikipedia

 

こんな解釈してみた。

 

 

 

天照大神が天の岩戸に隠れた時、常世の長鳴き鶏がコケコッコーと鳴くことで、天照大神を外に出すことに貢献していました。

なぜ天照大神を出す役割は、鶏じゃなくちゃいけなかったんですかね?

それに関係してると思うのが、鶏の別名です。古語や方言などに、別名がのこされていて、色々とあるようです。

にわとり・庭鳥・鶏

にはつとり(古語)

かけ(古語)

時告げどり(古語)

長鳴きどり(古語)

かけろ(富山)

とてこっこ(全国)

とっと、とと、とーと(全国)

こっこ、こけこっこ(岐阜)

といとい(宮崎)

実は古代には鶏は、「かけ」と呼ばれてたのですが、この呼び名に関係してるかもしれないです。

天照大神が日の神なのに対し、鶏(かけ)は「影」。要するに「影にかけ合わせた」ということなのかも。つまり駄洒落が重要だったと。

古語で影とは、光そのものを指す言葉でした。まばゆい光あるところ、必ず影ができるということで。そのために鶏が光を導くものとされたようです。

一方で光と影とは陰陽の関係。天照大神が隠れた世界は影に没していたので、かけが登場してる感じもします。

まぁ八百万の神さまは、鶏(かけ)に色々と掛け合わせて、賭けたわけなんですね。😥

 

 

「時告げ」に係わっている鶏

 

日時計 - Wikipedia

 

英語のクック(コック)と、鶏(かけ)、似てる感じがしませんか。カッケ、クック、コック。どう見ても同系です。

日本の方言ではこっこ、こけこっこという呼び名もあったので、そうするとほとんど英語の鶏と同じように呼んでたことに。

言葉には言霊としての意味があるし、運命的な繋がりも示されている場合もあるので、遠く離れた言語の一致も無視できないです。

 

「刻(とき、こく)」と言えば、「刻々と」と言うように、時間をあらわす言葉でした。

古代から太陽とは、365日をあらわし、空の位置や日時計により1日の時間を表す象徴になってました。

ツイッターで「日時計」は時間をあらわし、光の影であるとのお話をいただいたりもして、まさにその通りだなーと思ったりもしました。

一方で鶏は世界のどこでも早朝にコケコッコーと鳴いて時間を示すので、時間を象徴する動物です。別名には時告げどりなんていうのもありますし。

そのへんで太陽と鶏には、とても深い関連があるわけでした。

英語でも時を示すオクロックという言葉がなんか鶏の鳴き声みたいで、かっけこけこっこ、クック、と同系に思えたりしますし。

古い日本語と英語が、発音も意味も通じてるとは、なかなかやるではないですか。

 

あと気になるのが、日本の鶏の方言である「とと、とっと、とーと」です。古代エジプトでトートと言えば、トート神です。

この神さまはギリシアではヘルメスであり、知恵の神、魔法使いとも言われますが、時を支配する「時の神」でもあったんです。

鶏(とーと)は天照大神と似たような性格であるために、天岩戸の場面に関わっていたわけです。

(そういえばトートが時の神でトキの姿なのと、日本語で時間をトキと言う事の関係もありますが・・・)

トート - Wikipedia

 

 

レゴ(LEGO) マインクラフト ニワトリ小屋

 

 

十二支に照らし合わせると・・・

 

以下の図は十二支と時間の対応です。

天岩戸神話と関係があるんじゃないかと。

 

常世の長鳴鶏は朝の時間と東を象徴する。と同時に「酉」で18時前後で西を表すので、日没の夕日象徴でもあるようです。

いっぽうで天照大神とは太陽。東から昇って西に沈む。昼間であり、卯~酉の間。時間にすると朝6時前後~夕18時前後を支配している陽の神さま。

逆に陰を支配するのが月神です。

そうすると常世の長鳴鶏と天照大神の行動パターンが、重なってます。だからこそ、酉=鶏が天の岩戸から出す役割になったようです。

常世の長鳴鶏 朝の象徴、酉は夕方   朝6時前後~18時前後

天照大神   朝日から夕日までの太陽 朝6時前後~18時前後

 

要するに天岩戸神話というのは、陰陽(光と影)と時間と十二支に関係してるということかもしれないです。

中国の雲南省などに伝わる天岩戸神話でも、実は同じ意味があるんじゃないですかね?

雲南省の神話では岩戸を動かしたのは猪だったと伝わっていました。だからあの場面に登場した全ての神々も、干支に対応しているかも知れないなと思ったりします。

亥 手力男(たぢからお)手力=腕力、腕=かいな、いな(猪)

卯 天宇受売(あめのうずめ) 宇=卯、卯受(うさ)

子 天兒屋根(あめのこやね) 兒→鼠、こ(子)、根=子

まぁこんな感じで。当てはまってたりして。

 

 

・・・・・

それでツイッターで述べていた、

スキタイ人ザクセン人と倭人に入っているので、日本の古語と英語が似通ってるんだろうか」

この点については別の記事にしたいと思います。

 

ぽちされでたすかります

 

 

 

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