こんにちは、
正真正銘、ホンモノのETです(イニシャルが)。
そんなことはどうでもいいんです。
近年、自分の名が「たつ(達)」なもので、同じく「たつ(立)」を含んでいる国常立尊(国之常立神)について、考える機会が多々ありました。
大本で国常立尊と同一視する「艮の金神」についても、近ごろ思う所あったし。
過去にも国常立尊に関連する記事はかなり書いていました。
ずっと気になっていたのが、茨城県こと「常陸国(ひたちのくに)と、国常立尊、そして龍神との関係」。
これは茨城県のローカルネタで終わるかと思いきや、原初の神国常立尊のことであるし、意外と関係が深いものだ・・・とこねくり回していると、思いもよらぬ発見に繋がったり、へんなことが起こったりするものです。
○いつも助かっております
「日本書紀」で原初の神である、国常立尊。その名と常陸国がにている・・・。
これは考えなくても、パッと見れば直感的に得られることでした。「同じ漢字が使われている」ということだから。
・常陸国・日立国・・・常・立
・国常立尊・・・・・・常・立
こうしてみると、嫌でも国常立尊と、常陸・日立は関係があるんだな、ということが見えて来ます。
国常立尊の名を冠する地方の国名、それは日本で常陸(日立)だけしか存在していません。それほどかつては、常陸国で国常立尊の存在感が大きかったのか?という疑問もでてきます。
では実際のところ、国常立尊と関係が深いことを証明できるのか?ですが、できました。
御岩神社
など全188柱
創建年代 不詳(太古より)
日本最古の霊山とも言われる標高530メートルの御岩山(おいわやま)は、古来より「常陸国風土記」に名があり、「延喜式神名帳」記載の式内社です。
江戸時代には水戸光圀をはじめ、歴代の水戸藩主が崇敬し、かつては常陸国北部随一の神社だったとか。境内には樹齢600年超え、高さ50メートル幹周り9メートルの特大三本杉があり、県の天然記念物だそうな。
ところで御岩山は別名を天の香具山と言ったとかで、以前に書いた記事と関係していました。
・大和三山に対応する山を関東地方に発見した鴨(1)天香具山編
このくらい由緒正しき神社で、常陸国、国常立尊と三拍子揃っているのだから、国常立尊がいかに常陸国内で存在感が大きかったか伝わってきます。
・御岩山・御岩神社(日立市)
・西金砂神社(常陸太田市)
・稲村神社(常陸太田市)
・足尾神社(石岡市)
国常立尊を祭神としている神社は、全国的にはそれほど多くないというのですが、茨城県には6社もありました。これは無視できないところ。
常陸国の立ち位置
さらに常陸国から導かれる情報をまとめることによって、追い求めていたものが見えてくる感じがしました。
1・常陸国の別名
・常陸国
・茨城県
・日立国
・常国
この他、納豆県なんていうのもあり。近ごろ、ねばーる君が有名らしい。
2・日本列島における位置
・丑寅(牛・虎)北東
・卯(兎) 東
・辰巳(龍・蛇)南東
常陸国の方角には、以上の3つがよく当てはまる。
常陸国は東海道に所属している東国(あずまのくに・関東地方)であった。
3・四神での位置
・青龍 東
・白虎 西
・朱雀 南
・玄武 北
東国=関東の常陸国は青龍にあたる。
4・宗教関係の東
・生と復活の象徴
・キリストを象徴する方角
お日さま(太陽)と関係する常陸国は、生と復活の象徴、そう捉えられてもおかしくない。これは創造神である国常立尊に相応しい。
ということで、都(奈良・京都)から見れば、常陸国は次のような特徴ある土地だったですね。
・東国(関東)の常陸であり、
・丑寅(北東)・卯(真東)・辰巳(南東)の土地であり、
・青龍の土地であり、
・生と復活の土地、太陽が登る=日立であり、
東日本で1番手の霞ヶ浦が、かつて流海(ながれうみ)だったことは、以前の記事でかいています。
この記事のこと、すっかり忘れてました。事実上はこれの続きが、今回の記事ということになって来ました。
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ちなみに漢字の「龍」と「竜」は同じ意味で、たんに異字体なだけだから、龍でも竜でもどっちも一緒。
国常立尊とは、原初には「葦牙」と称される三角錐の形状をしていました。普通は人間の形をした神さまとして描かれたりするのです。どの辺に龍(竜)の姿があったのか。
それは、ここまでに集めた情報から見えてくるのでした。
(1)国常立は立(たつ)=龍(たつ)である
立=龍なのだから、国常立を書き換えて、「国常龍・国常竜」と著しておかしくない。
(2)国常立が龍なことは、常陸国の位置「辰巳」「青龍」が現している
東の方角は、十二支では「辰巳(たつみ)」であり、龍と蛇という爬虫類系生物の方角が含まれるのですよね。しかも四神では青龍が付け加えられる念の入れ方なのです。
それで常陸国を象徴する動物が、龍なことは間違ってない。だから常陸・日立の名が含まれる国常立尊は、龍神の顔があったんではないかと。
(3)流海は龍海だったことが関係性を示している
かつての常陸国に広がっていた流海(香取海)は、元は「流海=龍海」だったとすれば、全てはしっくりと来る感じがします。国常立尊の名前を持つ常陸国、ここを代表する海域が龍海となるので。
流海の南方に接している龍ケ崎という地名が、もともと流海が龍海だった名残りな可能性があるようです。すぐ近くに竜ヶ峰があるのも、龍海を見下ろす山だから、という感じ。以下の地図参照。
こうして常陸国の形を線で引いてみると、なんか「龍の頭部」みたいな気がしてきました。北が龍の鼻先、東南の銚子に向かう尖ったところが龍の角みたいな。
この図のなかで、国常立尊や龍神と関係のありそうな土地としては、
・常陸国・日立国
・竜ヶ峰(土浦市)
・神立町(土浦市)
・流海(茨城県)
那珂川は全国的には珍しくない地名ですが、茨城県の場合は「ナーガ=竜」を元にして、那珂川なのかもしれません。
古くから竜が住んでいたという伝説があるとか。近代に造られた竜神川、竜神ダムの形状は、まさに登り龍の如し。
竜神の住まう竜神峡、やはり常陸国は、国常立尊の国であり、竜神の国であったようです。
米軍の「竜」が不時着
と、ここ数日ブログで龍=竜の記事をまとめてたら、こんなニュースが・・・
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