たっちゃんの古代史とか

誰も知らない日本とユーラシア古代史研究。絵も本も書く。闇の組織に狙われてるアマ歴史研究者。在宅お仕事中。

救世主のネガティブな特徴、彼が何を救うのか、そして救世主の見つけ方を考えてみる

世界の各地には、むかしから救世主伝説が存在してました。現世でもずっと、救世主の捜索願が出ているようです。

そこで今回は彼の特徴は何か、彼が人類の何を救うのか、そして救世主の見つけ方について考察してみました。

 

いつもたすかります。

 

 

 

なぜ救世主はネガティブに浸るのか

 

サルバトール・ムンディ - Wikipedia

 

救世主。欧米ではセイバーやメシアと言われてました。古くは古代イランのゾロアスター教のサオシュヤント。仏教にあっては弥勒菩薩ことマイトレーヤ。世界中に救世主伝説が存在しているんですが。

聖書のヨハネの黙示録に登場するキリストは、救世主の代表格です。

救世主とは、完全なる光の存在、ポジティブで綺麗なもの、そう思い込んでるかたも多いですが。それは人が思いこんでいる、間違ったイメージだったりして。

何故かというと救世主の特徴の一つに、「苦悩するネガティブな存在」がつきまとうことも否定できないから。

 

キリストの生涯を見るとわかるように、彼は多くの人を救ったと伝わるのです。しかし救世主と崇められたため、時のローマ皇帝から反逆者と扱われてしまい、十字架に貼り付けられる死刑囚とされたことが世界的に知られています。

キリストは世界一有名な反逆者で死刑囚。かなりネガティブなイメージが付いてるではないですか。死刑にされることで人々の罪を背負い、生前は多くの人を救ったと評価され、未来には再臨を果たして選別した人々を救うのだとしても。

アフラマズダは光を表し、終末のせかいで善悪を分かつ救世主です。しかし世界の終わりという破滅的な要素が最高潮の時期に登場するわけなので、ネガティブが根底にあることは明らかでした。

一方で日本の救世主神話にも、ネガティブ救世主が描かれていました。スサノオ高天原の乱暴者で神々に迷惑をかける存在であったがために、天照により高天原を永久追放されてしまいました。傷心のスサノオが出雲の地に降り立つと、人々を食らうネガティブ親分ヤマタノオロチと対決しました。スサノオは神の力を発揮して、人殺しのヤマタノオロチを撃退し、助けたクシナダヒメと結ばれるのでした。

スサノオは自ら天照大神の嫌われ者になり追放され、ネガティブ親分ヤマタノオロチと対決するという、あらゆるネガティブなものにまとわりつかれた神でした。

しかしスサノオは神界から追放されたからこそ、人々を救うことに繋がっているわけでした。天照大神はこの結果を分かっていて、あえてスサノオを人間界に追放したのかもしれないですけど。

それにしても、スサノオの落とされる様子は、堕天使ルシファーと同じであるともいわれるし、スサノオとバアルの同一性も語られたりもするのです。

そしてネガティブに落とされたキリストの生涯、ヨハネの黙示録でのキリストの役割にピタリとしてますね。各種の善神と悪神の特徴を併せ持つのがスサノオ。何が悪で何が善であるか、判断を難しくさせる神であります。

人は間違いを犯しながらも善行を積み重ねるので、スサノオがもっとも人間らしく見えるために、広く崇拝される神の1人になったのもうなづけます。

 

 

今世における救世主の役割とは

 

20世紀の有名な作家で予言者と言われるジョージ・ウェルズ。彼は「21世紀の日本で、アーモンドに関連する救世主が登場する」みたいな予言を残していました。ウェルズは21世紀を破滅的で革命的な時代と予言しているため、やはりネガティブな世界から生まれ出る救世主であるのです。

中国の「推背図」では三尺童子という救世主が現れると言われてますね。その解釈によれば世の中の戦争がピークに達した時に現れ、毒をもって毒を制すというのです。やはり戦争が前提にあって、毒を使いこなして世界を救うというネガティブ要素に満ちています。

過去の救世主は、絶大な権力と敵対していますね。フルボッコにされる対象で、下に落とされたことがわかるんです。キリスト、スサノオだけ見てもそうで。仮に彼に咎められる理由があってもなくても、かならず断罪されてしまう一面は共通しています。

北斗の拳」の主人公も序盤で無様に敗れ去り、浮浪者のようなネガティブな姿にされているわけですが。後に猛毒のような魔力のような秘孔を突いて人体爆発させる技を使い、悪人を滅ぼすような形になっています。そういう意味でスサノオと三尺童子みたいな印象がたっぷりです。

だから現段階で救世主が実在する場合も、とてもネガティブな面が強調された存在になっているようです。それは人類に共通する概念なので、神のシナリオみたいなもので、規定路線になってるのかもですが。

しかし一見してネガティブに見える存在が、じつは後に人々の助けになっていくとの流れになるわけです。

 

そうすると近代にあらわれている新興宗教で、色々やらかしちゃった教祖の多くは、ネガティブと人助けという条件に合致してるんですが。そういう意味では政治家というのも同じではないかと。色々やらかしておいて、人助けをしているように見える。

それはあたかも救世主のマネごとをしているようにも見える。教祖や政治家の多くは救世主の影みたいなものかも。

キリストや三尺童子がその意思を波及させ、世界を救うことになるように、救世主の言葉はいわゆる力をたぎらせた言霊であり、人々を取り巻く物質と精神を変えるものなんじゃないかなと思うわけですが。それは核心を突いたもので。人々が意識の革命をせざるを得ないほうに導かれていく、といった流れがあるのかも。

いわば救世主は「変化の引き出し」であり、支配層から民衆にまで、彼を求めるものには多大な影響があるようです。良くも悪くもインフルエンサーであり、何らかの理由で注目度の高さが救世主の特徴になってるかと。

しかし逆に、救世主を求めない人にとっては、とるに足らない存在になっています。なぜそうかといえば、聖書やらゾロアスター教やら推背図など、すべての予言をふくむ書物は、人によっては興味すらない、存在しないも同じものだからです。これが救世主の存在そのものを、表していると言って過言ではないです。

救世主が出てくる前には、世界が善と悪に二分されて、戦いが起きています。これはアフラマズダが善神悪神と対峙して、善悪を分けたようなもので。いま世界が注射した人としてない人に別れ、ウクライナを巡り世界が二分しているのも、この流れであるでしょう。

そうすると救世主登場は間違いないというわけですが。

 

 

救世主の見つけ方

 

彼を見つけるためには、手っ取り早い方法があります。それは過去の救世主の特徴を持つ人を探すということです。

イスラエルのキリストと日本のスサノオは全く違う性格であるように見えますが、実はネガティブ要素と救いの要素の2つは絶対的に揺るがない共通点があるため、ここを意図します。

 

救世主の特徴をまとめてみると、

・ネガティブな要素に取りつかれている

・時の権力者に反抗している

・思想的に絶大な影響を与えている

・数々の奇跡的な変化を作り出している

・魔物とそれを崇める人を滅ぼす存在となっている

・結果として多くの人が彼の思想を取り入れて、物質的・精神的に救われる

 

これはヨハネの黙示録を含む聖書に出てくるキリストの役割を表したものです。やはり荒ぶる神スサノオとも合致していますが。

現世に登場するらしい救世主も、鏡合わせや遺伝したように特徴が似てくるはずなので、これに合致する人を見つけたらいいというわけです。

ちなみに世界には救世主を自称する人々が多々いますが。彼らが世界的な批判をされていなくて、特段のネガティブイメージもないなら、救世主候補からは外れるかもしれません。


ところで「救世主は大勢いる」なんていう解釈もありますが。

世界中で過去に100人の救世主伝説が存在したならば、現世にも大勢いてもおかしくないかと思いました。サイボーグ009とか、アベンジャーズみたいに。

21世紀は人口80億人の量産時代なので、キリストの頃の人口2億人程度の頃に比較すると40倍。だからそうした複数説も、あっておかしくないかとおもいます。ただ救世主○百万人とか○億人なんてのは、絶対に無理な筋ですが。

イスラエルで見つかった「死海文書」には、未来に2人の救世主が登場することが記されているとか。それはアロンのメシアとイスラエルのメシア。

この2人を中心として共同体が構成されるというから、救世主は複数というのは外れてはいませんね。

しかも死海文書によれば、イスラエルの救世主とは、聖書と関係ない東方にいるということです。極東の日本や中国からの出現という意味でも、ジョージ・ウェルズや推背図の記述と合致しているわけですが。

死海文書の発見が1947年。ウェルズが日本から救世主が出ると予言したのも、あらゆる予言書もそれ以前のものです。

ちなみにレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた救世主像「サルバドール・ムンディ」はイエス・キリスト肖像画でしたが。実は救世主を東洋人の姿に描いた画家が、15世紀の頃に何人かいました。救世主が東洋から出現するとの話をもとにしているのかもしれないです。ウィキのページに写真があります。

Salvator Mundi (Leonardo) - Wikipedia

 

2人か数十人かはともかく、こう考えると現世における救世主候補者はかなり絞られてくるんではないかと。

それは世間で目立っていて、何らかの理由で猛烈にフルボッコに叩きのめされたことが世間によく周知されており、悪者や嫌われ者になってたりする人です。

この時点で候補者はかなり少なくなります。

そしてボコボコにされつつもやたら思想が重視されていたり、言動によって世界に奇跡を起こしたり変化をもたらしています。

この時点でさらに候補は絞られます。

その本質はキリストやスサノオのように、「人殺し化け物を退治している側」になります。しかしコロナ禍で分かった人もいるかもしれないですが、「人食い化け物側もあたかも救世主側のように振る舞っている」ために見分けるのは難しいかもです。

さらに時の権力に反逆する立場なことも、重要ポイントです。これはキリストやスサノオがそうであったので。

これによって候補は、誰が考えても数十人以内になるかと。救世主が絶対に大多数にならないとはそういうことです。

 

「救世主捜索表」を作ってみました。

これをダウンロードして名前を記入し、◎○△の評価、合致点数を入れてみてください。

 

救世主は権力をもつ政治家、あるいは大金持ち、アーティストかもしれないし、はたまた現時点では何の力もないように見える人かもしれません。

10人くらいは、思い付くのではないかと。

 

 

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