(2022年追記。この記事のあと引っ越しました)
この街(埼玉県K市)と俺の秘密を、想像力を使って少し開示します。
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○いつも助かっております
洪水
最近、なんだか「洪水」というキーワードが、頭の中を巡るようになった。わけなんですよ。
それは旧約聖書のノアの時代の大洪水であるとか、ノアというのはシュメールの神話に登場するウトナピシュティムと同一人物なのかとか。
モーセがアロンの杖により海水を操作して敵軍を沈めたのは一種の人為的洪水かとか、それは「日本書紀」でいえば山幸彦が使った潮盈珠(しおみつたま)と潮乾珠しおふるたま)という洪水をもたらす道具と似たものであるとか。
そういえばアトランティスが沈んだというのは要するに南極大陸の出来事で海水の洪水がやがて凍りついて氷床になったという出来事で、基本的にはノアの箱舟と同じ出来事を別視点でかたってるのがアトランティス伝承なのかーなどと考えていたことが、複合的に影響してたわけなのやら、何なのやら。
そんな中で、アメリカでダム決壊危機とかいうぬーすがあって、なんかタイムリーだなと思った次第なんですよ。
日本で洪水と言えば東日本大震災の津波もありましたけど、記憶に新しいのは2015年9月に茨城県常総市で起きた大洪水ですね。「平成27年9月関東・東北豪雨」という正式名称らしいです。
これの原因になったのは台風18号が温帯低気圧となり、そこへ台風17号がぶつかってきたために、上空に長時間も継続して発生した雨雲でした。
24時間に300ミリを超える大雨が降り続き、鬼怒川の堤防が決壊して大洪水状態になっていました。その時なぜかヘーベルハウスだけが耐えたとかニュースになっていて、「ハーイ」とかいくらちゃんの声が自動再生されていました。
そう言えば春日部も、中心市街地が冠水して地下道は水で埋もれていたとか。俺はあの時、自宅に引きこもって、仕事とかブログ執筆などしてたんでは。あのときの雨雲レーダーの雲の状態は、その場に留まる長大な竜の如くに南北にあまりに巨大で、異常な印象を受けたとは記憶しています。
神殿
春日部には「神殿」と呼ばれる施設があって、それにより「平成27年9月関東・東北豪雨」の水害もある程度は防がれていたのですが。
ところで神殿とは、一般的には天の神に最も近い場所のひとつで、天から神が降りてくる依代を置く場所、神のそばで祈りを捧げる所、なんていう目的を為すところであるわけなんですよ。日本で言うと、神社の社殿とは神殿そのものです。
そんな神殿を冠する施設が、春日部には存在しているんですよね。
何故なのだろう?って考えたことはありますか。
世界最大規模の地下河川である「首都圏外郭放水路」の調圧水槽が、神殿と呼ばれているものの正体でした。
首都圏外郭放水路は全長6.3キロメートルあり、江戸川のそばに作られた長さ177m✕幅78mの調圧水槽空間は、巨大な59本の柱によって支えられてるとか。水を取り込む5本の立坑は、直径30メートルで深さ70メートルの巨大さだとか。こうした巨大な構造物が、近所の国道16号線の地下に作られてるわけなんですよ。これによって埼玉県東部一帯が洪水から守られているわけなんですよ、ご苦労さまでした。
建設が始まったのは1993年11月。俺が体調に異変を起こしてまともに生きられなくなった時期と重なっていました。
竜Q館
それで以前から1つの疑問というか、疑惑の対象物になっていたのが、春日部の神殿の上にある「竜Q館」のことです。
これは地下神殿の地上の附属施設であって、一般的には資料展示室として使用されていてるらしいです。行ったことはないのですが、内部はなにか「鍵(🔑)」みたいな形で仕切られているようで、意味深でもあり。
名前の由来は「春日部東部の庄和地区に伝わる火伏の龍の伝説と、AQUA(水)のQ」だということでした。ということなのだが、どうもしっくりこないんですよね。
というのも、「おほもと」という宗教団体の根幹を為す、出口王仁三郎が明治から大正期に著した「大本神諭」という書物の影が、この神殿と竜Q館にはチラつくようだったので。
大本神諭をチラっと読んだことがあるなら、なんとなく分かるワケなんですが。おほもとを信仰してはいないですが、どうも日月神示と関連があって興味深いのですよね。自分にも関係してるようで。
何故かと言うと、「大本神諭」には「竜宮館」という建物が登場しているからなのです。おほもとの竜宮館と、春日部の神殿と竜Q館の存在とリンクしているというのは、偶然ではないような気がしたわけなのですよ。
そこで、大本神諭の竜宮館とは、いったい何の役割があるのかを調べてみた。
王仁三郎データベース(王仁DB ベータ版)- 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト
によると、ヒットしたのは202件。どうやら大本神諭だけではなく、出口王仁三郎に関係する書物には、かなり登場してるようだったのです。
検索結果をいくつか抽出してみると、
・綾部の大本の龍宮館の高天原
・世界には昔から無かりた事が、綾部の陸の龍宮館の元の宮から出来るから
・龍宮館には大望な仕組が為て在るぞえ
・地の高天原なる陸の竜宮館
・竜宮舘の地の高天原に変性男子と女子とが現はれて
・出口の屋敷が竜宮館、高天原と相定まりて
・綾部の竜宮館(大本)を出発し
だいたいこういうことらしい。
綾部というのは京都府綾部市のことで、大本の発祥地を竜宮館というらしい。
京都の綾部の竜宮館は、日本神話で天神の集う高天原の地上版なのであり、艮金神(うしとらこんじん)こと国常立(くにとこたち)の尊(みこと)が降りてくる場所であるというのが、創設者の出口なお、出口王仁三郎らの認識でした。
実際に国常立という神様が降りてきて、「世の立て替え」というものが起きているなら、人類は未曾有の危機に直面していておかしくないですが、まだ立て替えは起きていなくて、これから起こるのだという感じで受け取って良いのかもですが。これはたぶんヨハネの黙示録にも似た啓示であると考えていいんですよね。
これに関連して、大本の流れを組む「日月神示」は、戦時中は多くの政治家がこぞって信じていたとか。
竜宮というのは、実は日月神示にも登場しているので、ちょっと集めてみる。
・十柱とは火の神、木の神、金の神、日出之神、竜宮の乙姫、雨の神、風の神、地震の神、荒れの神、岩の神であるぞ
・世に落ちておいでなさる御方一方、竜宮の音姫殿御守護遊ばすぞ。この方、天晴れ表(おもて)に現われるぞ
・海の御守護は竜宮の乙姫様ぞ
・竜宮の乙姫様グレンと引っ繰り返しなさるのだぞ
・竜宮の乙姫殿のお宝、誰にも分かるまいがな、びっくり箱の一つであるぞ。北が良くなる、北が光るぞ
・竜宮の乙姫様が神力天晴れぞ。金神殿お手伝い
おそらく大本の竜宮館と日月神示の竜宮とは同じですね。大本では教祖の出口王仁三郎が、自身を「変性女子」と言っていますね。自身を「竜宮の乙姫」にならぞえているからこそ、出口王仁三郎のいる場所を、竜宮館と呼んでいると考えられました。
ところで話は変わり、日本の地名は数珠つなぎ構造になっていて、九州の地名、近畿の地名、関東の地名など、同一系統の地名の連続であるというのが、拙著の電子書籍の骨子だったのですが。
九州に対応するのは、中央の近畿であり、関東でありということになり、
京都の竜宮館に対応しているのが、埼玉の春日部の竜Q館だった・・・
ということになると、考えていいわけなのですが。これは意図的なものか、偶然や運命的にそうなったかは分かりませんが。
すると、
・なんで春日部に大本や日月神示の思想が入っているのか?
・首都圏外郭放水路を建設した政府が、大本の思想を持っていることになるのだが
・春日部高天原に、国常立尊を降ろす場所を作った理由とは何か?
・それが何故に洪水施設なのか?
・単なる洪水対策施設なのか?もっと広大な地下空間が造られているのでは?
・そもそもナニモノが何のために?
などと、色々疑問が出て来るわけなんですよね。
そもそも、春日部にはこんな謎があり。
春日部市の市政がはじまったのは1954年(昭和29年)でしたが。
春日部は、戦後からずっと、日本では特殊で特別な街だったんですよね。なんでなのか。
ウェルズ
ここで何故か思い浮かぶ、H・G・ウェルズの予言
(原文)
Almond blossome in the spring sunshine.
Fuji-Yama gracious lady.
Island treasure home of lovely things,
Shall I never see you again?
翻訳はしないでおこう。
出口王仁三郎は言っていましたね。型の大本・・・
「大本で起こったことが日本に起こり、日本に起こったことが世界に起こる」
これが、神殿と竜Q館のある春日部にもあてはまっているかもしれないとすると・・・。あ。その時、1つの本の表紙絵が、俺の脳裏に再生されるのでした。
とある書物
本棚にあった一冊の書物を手に取った。以前は何気なく中身を読んでいただけなのに、今ではなにか狂気のメッセージを暗示する本に思えてくる。
奥付やウェブページで調べると、本の紹介ページの数字が目に飛び込んでくる。平成16年6月10日発行、50周年、103p、30cm、当該情報資源を採取・保存した日2016年10月3日。平成16年といえば、俺が体の異変を起こし露頭に迷いヒキコモリ人生をスタートした時期だった。
表紙の絵は、今になって見直してみれば、なにか抜き差しならぬ暗示がこもっているようで意味深だった。
下方に広がる黄金の大地と、中央に流れる黄金の川は、きっとこの街、そして代表するあの川の流れだろう。
真っ暗闇が市街地を包み込んでいる中で、黄金の朧月がぽっかりと空中に浮かんでいる。
よくみれば中央の黄金の川の手前には、荒れ狂う大波小波が迫っていた。ここは東京湾から40km以上も離れた内陸部のはずなのに。
そんな闇の景色のなかで、薄紫の藤の花だけが、静かに咲き乱れていた。
何か闇が全体を支配しているなかで、綺麗に浮き立つものがある。そんな黙示録的な陰鬱な趣向の絵を、何故めでたい50周年の本の表紙にしたのだろうか。備えあれば憂いなし。などと言うことわざが、不意に浮かんでは消えていった・・・。まぁ俺の暗澹たる人生を暗示しているとしたら、この表紙もありですけど。