「天孫が降臨されてから、百七十九万二四七十余年になる」
179万2470年━━━( ゚д゚ )━━━!・・・
ど~ん
○いつも助かっております
高天原の瓊瓊杵命(ニニギノミコト)が地上に降臨した出来事が「天孫降臨」です。
ということで、神武天皇が言うには、瓊瓊杵命~神武天皇の時代までが179万2470年ということで、わずか4世代なのに179万年なのは、なんかオカシイ。
本来179万年というのは人類の記憶には全く残っていない。
絵画の記録として世界で最も古いものは
絵画 - ホーレ・フェルスの洞窟壁画 洞窟は南ドイツのシュヴェービッシェ・アルプ(英語版)にあり、壁画はオーリニャック文化によるもの。後期旧石器時代にあたる約3万5000年前に描かれたと推定される。
文字ではなく、絵画でさえも3万5000年前が最古だったとか。179万年にはかすりもしない。
世界最古の通信・文字記録を見ていくと、
円筒印章 最も初期の円筒印章は紀元前36世紀頃の層から発見されたシャファラバードで発見された印影(印章そのものではない)であり、この時代以降、手紙や契約文書の主体を示すために急激にメソポタミア各地へ広まった。
粘土板文書 - シュメールの都市ウルクの遺跡第4層から出土した、紀元前3300年頃のもの(ウルク文化)。
墨文書 - 文字が刻み込まれた卜占用亀甲獣骨に残る墨の跡 :紀元前14世紀の殷代中国。
地図 - バビロニアの世界地図 紀元前600- 500年頃の新バビロニア王国で作られた粘土板が、現存する世界最古の地図であり、世界地図である。
ピラミッド・テキスト - エジプトのサッカラにあるウナス王のピラミッド内にヒエログリフ(古代エジプト文字)で刻まれた人類史上最古の宗教碑文。
本 - ソフィア世界史博物館にあるエトルリア語の製本 :紀元前500年頃。
図書館 - 世界初の図書館 - アッシュールバニパル宮廷図書館 :ニネヴェ(新アッシリア王国)。紀元前7世紀に創設。
ちなみに地球上に神や文明が現れたとする時代は、世界各地で一応伝えられてきてます。天孫降臨から179万年なんて甘っちょろい。
・ヒンドゥー教のブラフマの一生は311兆400億年 わけわからん。
・ブラフマーと三位一体の神であるヴィシュヌの年齢は、宇宙が誕生するずっと前で、ブラフマーの100年(311兆400年)がヴィシュヌにとっての1日。アホかと。
(でも相対性理論によると、宇宙空間で常に高速移動しているとしたら時間の進み方が違う「ウラシマ効果」で有り得る。)
1850万年前に金星から、地球のロゴス(地球の創造主、神)の、物質界における代理人としてやって来たとされる。
・鞍馬山には650万年前に金星から神が降り立ったとか。その神はサナト・クマーラだったという。クマラで鞍馬。ダジャレだったのか。
・古代ギリシアの哲学者プラトンによれば、アトランティス文明は100万年前に絶頂期を迎えたが、1万2000年前に海中に没して滅亡したとか。
・ゼカリア・シッチンがシュメールの粘土板を翻訳したところによれば、惑星ニビルの神アヌンナキが最初に地球にやってきたのは45万年前だそう。
シュメール王名表にある初期王朝の王の年齢は、2万年~4万年ほどもあったとか。
韓国は半万年の歴史とか言ってますけど、日本人はこれを笑ってるわけなのですが、日本は179万年だって神武天皇が言ってますからね。馬鹿にできませんよ。そこにインド人がいたら「うちは何百兆年だからへへへ」とかいって自慢しはじめますよ。
ということで、人類が文化的な創造物(絵や土器)を作れない、しかも言葉が未熟なときから、神の概念と伝説の継承はあったのか?と疑問なんですが。
たとえばわずか数百万年前の人類は言葉もうまく操れなかったわけです。そんな中でいうなれば現代にチンパンジーや人の3歳児が、聖書を丸暗記するようなことをして、後世に延々と伝えられたか?といったら無理だと思いますけど。
そう考えると神武天皇が言う179万年というのは、ひとまず横に置いたほうがいい感じなわけですけど。
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一方で神武天皇がいう「2470年前」というのは現実的な感じがしないでもない。
神武天皇の東征の始まりが「日本書紀」から導かれる「紀元前666年」だったと仮定して、さらに2470年前の出来事を辿って見ませう。
666+2470=3136
紀元前3136年という数字が導き出されるわけなんです。
この数字は一体なんなのか。
この頃に世界の文明発祥地では、何が起きていたか。
・縄文時代に製鉄技術は存在しないのであるが、神代を縄文時代と見る人もいます。神代には縄文時代ではありえない、天目一箇神という鍛冶の神が登場していたり、なにかと金属器に関係する記述が多くなっています。つまり神代の記述が日本列島のことなら、弥生時代以降の出来事を記していることに間違いないと考えてみたりするんですが。この点は電子書籍上巻にまとめてましたが。
神武天皇が古代イスラエルの王だったと仮定すると、どうしてもシュメールとエジプトは関係してくるので、そっちから解釈を持ってこよう。
・シュメール文明ウルク文化期
紀元前3500年、円筒印章でコミュニケーションしはじめた。
シュメール語の文字が出始めたのが紀元前3100年。
・古代エジプト第1王朝
紀元前3500年ころ、主神をホルスとする上エジプト、主神をセトとする下エジプトが成立する。
紀元前3150年ころ、初代ファラオのナルメル王、最初に統一された第一王朝を建国する。
ナルメル王はメネスと同一視されてるとか。このかた、ホルスから王位を受け継いだとか。つまり神から人に王位が受け渡されたということで、神武天皇の立場と似た感じがしないでもないです。
と、朝5時に執筆してたら、向かいの教諭が煙草吸いながらゲホゲホ、オゲッへゲッへァ!、ボッへァ!とわざとらしく大声ゲホゲホ聞かせパフォーマンス始めたので中断した・・・。
再開。
古代エジプトのホルス神は太陽と天空の神。
ナルメル(メネス)王は天の神の後裔、つまり天孫として降臨したのがナルメル(メネス)王として、当てはまっているように見えますけど。
一方で
シュメールのウルク王朝の最初の王メスキアッガシェルも、太陽神ウトゥの息子。なわけですよ。
シュメールとエジプトの紀元前3500~紀元前3100年頃の王は、どちらも太陽神の後を受け継いでいるわけなのですね。この時代にシュメールとエジプト両方に天界から地上へ降臨した神がいると見ていいわけなんですよ。
ホルスとウトゥは同じなのかということも。
もしかすると神武天皇がいった179万2470年の「2470年前の天孫降臨」とは、この出来事を指しているかもしれませんよ。もちろん神武天皇が古代イスラエルに居たと仮定してのことです。
4世代で179万2470年・・・。この系図には、4世代の意味以上のものが含まれてるのは確実。
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