前回
淤能碁呂島には沈んだアトランティスの情報が含まれるのかもです
今回はさらに妄想を広げてみる。
○いつも助かっております
・淤能碁呂島と同じくアトランティスは天から降ってきた島だったのか
淤能碁呂島はイザナギとイザナミが、天沼矛を用いて原初の海をかきまぜたときに、滴り落ちる塩の塊が累積して島となった。
つまり淤能碁呂島は
1・地上で生まれ、
2・いったん空(宇宙)に上がって
3・その後また地上に降り立った
4・天に届く柱を建てた(天御柱)
ことになるんですよね。
そうするとアトランティスというのがなぜ、淤能碁呂島の天御柱と同じく、天のはるか高くまで柱を持っているのかという描写は、意味がわかる気がしますね。
アトランティスと淤能碁呂島、両者とも宇宙との繋がりを示していることは明らかですが。
そういえば宇宙エレベーターっていうのはまだ構想段階らしいんですが、カーボンナノチューブという超絶頑丈な素材を使うことで、地上からはるか上空に宇宙エレベーターを建設しても持ちこたえられるとか。
それはともかくアトランティスが天から降ってきたとするとなにか意味深。アトランティスは島や大陸というか、巨大な人工物体。しかも空を飛ぶ、
それがアトランティスの正体なんだとしたらですね。淤能碁呂島が全く同じものを表している可能性があるだけに、興味津々ですねこりゃ。
言い換えると、
1・地上で作られたものが
2・一度天空に上がって、
3・再び地上に降り立ち
4・栄華を極め
5・海中(地中)に没した
という淤能碁呂島=アトランティスの流れが見えるのですが。この点は最後にまとめます・・・。
・アトランティス アトラス神 蛇(ゴルゴン) 柱 火山
前回の記事より。
・八尋殿はメトロポリスに対応するのか
アトランティスには蛇の柱、淤能碁呂島には蛇の天御柱、という共通する建造物がありましたが。もうひとつの建造物。
アトランティスには「メトロポリス 」という街があったらしいです。メトロポリスとは
Metropolis=meter(母)+polis(都市)
これが淤能碁呂島の「八尋殿(やぴろどの)」に対応してたみたいです。
「新版古事記 角川文庫」
伊邪那岐命伊耶那美命の二柱の神(中略)其の沼矛を指し下ろして画かせば、塩こをろこをろに画き鳴して、引き上ぐる時に、其の矛の末より垂り落つる塩の累積り嶋と成る。是れおのごろ嶋なり。其の嶋に天降りに坐して、天の御柱を見立て八尋殿を見立てたまふ。
気になる言葉を分解して調べてみる。
・ヤピロトノ
yapirotono
ya-pi-ro-to-no
metropolis
me-to-ro-po-lis
ためしに、「ヤピロトノ」を逆から読んで「ノトロピヤ」として見る。
me-t-ro-po-lis メトロポリス
no-to-ro-pi-ya ノトロピヤ
メトロポ=ノロトピ
metropo=notoropi
八尋殿を逆から読むと、メトロポリスだったのか。アナグラムといっていいですが。何で逆から読むとメトロポリスっぽくしたのかというのは、
それは淤能碁呂島の八尋殿が、アトランティスのメトロポリスに対応するから、として考えられることでした。
もし仮にアトランティスが記紀神話に記録してあったら。アトランティスは漢字に置き換えられていると考えられました。それはどこにあるんだろう。
おそらく書いてあるなら、国生み・神産みの神話の中だと考えられたので、すぐに調査しました。すると、気になる神様が並んでいました。
「古事記では」天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神という造化三神が誕生し、そんな中で国常立神(国之常立尊)が登場しますね。
以前、国常立尊についてこんな解釈してましたが。
国常立尊とエジプトのピラミッド・・・「超古代のある物体」を表現している?
この記事の結論から言うと、国常立尊とは、
だったのですよ。
つまりここまでの仮説でいくと、
国常立=淤能碁呂島=アトランティス
ですが。
で、実は「古事記」の描写では、国常立神以降の神様も、どうやら「淤能碁呂島の成り立ちを表している」んではないか、そんな風にも見られたわけなのです。
原文をうつすと、
(前略)次に成りませる神の名は、国之常立神。次に豊雲野神。此の二柱の神も、独りが神と成り坐して、身を隠したまふ。
次に成りませる神の名は、宇比地邇神(うひぢにのかみ)次に妹須比智邇神(すひぢにのかみ)。次に角杙神(つぬぐいのかみ)次に妹活杙神(いくぐいのかみ)。次に意富斗能地神(おおとのじのかみ)次に妹大斗乃弁神(おおとのべのかみ)。次に淤母陀琉神(おもだるのかみ) 次に妹阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)。次に伊邪那岐神(いざなぎのかみ)次に妹伊邪那美神(いざなみのかみ)。
神世七代はワンセット。切っても切れない関係性があるわけなのですが、神世七代全体が、国常立神といっしょの存在と考えると、ここに国常立神=アトランティスの情報が入っていて然るべきでした。以前に解釈した建設者としての神世七代とは、違った解釈をしてみます。
a・宇比地邇(うひじに)
地の上に浮い(浮比)ている(空中を浮遊する)
古事記原文では縦書きで
宇 (浮)
比 (ひ)
地 (地)
とかいて、まさに「地の上に浮ひている」と書いてあるのですよね。
b・須比智邇(すひじに)
水(須比)と智(地)に接続する(地上に降り立つ)
c・角杙(つぬぐい)
地上に杙(杭)を打ち建設を始める(角)(固定し都市開発)
d・活杙(いくぐい)
杙(杭)で固定後に生活しはじめる(都市で人の生活)
e・意富斗能地(おおとのじ)
意冨(ア=大)斗(ト)能(ノ)地(ティ)アトランティスである
f・大斗乃弁(おおとのべ)
大(ア)斗(ト)乃(ノ)弁(ワケ=別=土地)(アトラン、または敵対するアテナの土地になったことを表している
g・淤母陀琉(おもだる)
面足(顔が満足)したが、琉れた(完成と崩壊)
h・阿夜訶志古泥(あやかしこね)
阿夜(なんとも不思議なことに)訶志古(畏ろしく)も泥に沈んだ(崩壊)
こうしてみるとアトランティスの「誕生、栄華、滅亡」が組み合わさっているようでした。アトランティス伝説に足りないのは、「空中を浮遊して地上に降り立った」という部分ですが、そこは淤能碁呂島の記述が補完してるというわけなのですよ。
国常立神=淤能碁呂島=アトランティス説はアリなんじゃないかと思えてきたわけなのですが。どうでしたでしょう。
さいごにまとめると、
国常立尊=葦牙=三角錐=昔塩=潮満玉=淤能碁呂島=エデンの園=アトランティス。
仮説の域です。
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