前回の記事のとおり、ユーラシア大陸は日本列島に当てはめられたものでした。
そして千葉である総国(ふさのくに)は、扶桑(日本)に対応する土地なわけでした。
2021年にもまとめてましたが、改めて古代の日本と千葉の地名を比較し、一致点を見つけようと思います。
古代の千葉の地図
古代の総国は捄国と書いたそうで、「ふさのくに」でした。
調べてみると総国は奈良時代に上総(かずさ)、下総(しもうさ)、安房(あわ)という3国に分かれたとか。
明治時代になって新治(にいはり)県、木更津(きさらず)県、印旛(いんば)県になった後、千葉県が誕生してました。
昔の千葉の地図を作ってみました。
これが総国の領域図ですが、日本列島に対応していると考えています。全体としても日本列島のように折れ曲がっていて、南にある安房国が九州、上総がおおむね西日本、下総がだいたい東日本となっています。
最北端の結城郡は青森県の下北半島・津軽半島の形に作られています。
当時の大和朝廷が、「千葉を日本列島の縮図にしよう」という意図をもってたことを、感じ取れるのではないかと。
中央に武射郡とありますが、ここが武蔵国に対応する場所です。
武射郡 musa
武蔵国 musa-shi
明らかに同じ漢字を使っていて、わかりやすいですが。
そうすると他の地域も一部の漢字や音が一致しているんじゃないか。そう思って随分前に調べていました。最近改めて調べ直すと、詳しいことがわかってきました。
世界史年表・地図(2022年版)
総国に対応する日本列島の諸国
こうなりました。
アルファベットの表記のところは、本来と違った読み方に変えているものが含まれます。漢字を違うふうに読むことで、一致点が見えてくるからです。
緑色はわかりやすいところ。
長柄郡が長野、周淮郡が周防国(山口)、岡田郡が陸奥国、天羽郡が阿波国といった感じ。
九州の日向は「東の朝日に向かう」意味があり、上総の朝夷(あさひな)は「朝日」を思わせる地名なため、一致していると分かるわけです。
九州の平群はhei-gunと読むと、熊本の火国hi-kuniに近い感じになります。
関東の茨城ibaが、下総の印旛郡inbaに対応しているようです。
この地図を作った後気づいたのですが、匝瑳(そうさ)郡は、元の名が「さふさ」で、まるっきり「ふさ」なのでした。
こうやって比較していくと、合致する地名が見つかって行くのでした。
つまり総国の郡名とは、日本列島の大きな地名や、国造(くにのみやつこ)の名を元にし、それを改良して名付けた感じがするんですよね。
まぁ日本列島の地名には、大陸の名を付けているものが含まれたりしたので、千葉の郡名も大陸の地名が反映されてるかもですが。
・古代の大陸と日本列島を照らし合わせてしまった妄想地図の最新版
まさに千葉の中に日本があり、日本の中にユーラシア大陸がある。入れ子状態。
ということで、当時の大和朝廷が、「総国(千葉)を扶桑(日本)の縮図にしよう」という意図をもってたことの証明になるんではないかと。
ぽちされでたすかりまs
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