たっちゃんの古代史とか

誰も知らない日本とユーラシア古代史研究。絵も本も書く。闇の組織に狙われてるアマ歴史研究者。在宅お仕事中。

弥生式土器のメノラーの実り(日ユ同祖論)

さて、日ユ同祖論で調べてるのですが、もう10年以上前から気になってた土器について、ちょっと一考。

 

 

鳥取でみつかった弥生時代の土器

 

俺が3歳だった1980年。鳥取県米子市の稲吉角田遺跡で、貴重な線刻の入った弥生土器が見つかったとか。これは弥生時代中期(紀元前1世紀頃)のものだという土器。

当時は俺の人生の難易度が、こんなに高いとは、知る由も無かった・・・・・。

 

それはともかく、これは、模写したんですが。

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図1B 稲吉角田遺跡出土の弥生式土器に描かれた線刻絵画(出土原図)(設楽2006)弥生絵画

を模写した。 

 

・中心棒から左右に9つの枝分かれがあり、一番上も含め10本の枝のように見える

・一番下の枝に、木の実のような何かが2つぶら下がっている

・いっしょに高層神殿(出雲大社)、高床式住宅、船、太陽のようなものが描かれてる

(※ちなみに上古の出雲大社本殿は図eみたいな形状で、高さ96メートルとされる)

 

ここでは、

cは植物を表現したものであり、おそらくは樹木で柿の実のようなものをつけているとされる

弥生絵画

と説明してありました。

植物。確かにcは樹木で、実がなってるようではあるけれど。

なんか、何かを避けて通っていませんか。

「祭祀の道具」っていう発想はアリだと思うのですが。何で触れなかったのだろうか。保守的な日本史研究者が避けて通りたい理由があったとは・・・。


○いつも助かっております

 

 

 

寿と実

 

この形、なんか「寿」に見えてしまった。それでなんか関係あるのかと思って、辞書引いてみました。

 寿

こと ぶき [2] 【寿】
① めでたいこと。
② めでたいことを祝うこと。また,祝いの言葉や儀式。ことほぎ。 「すこし聞かせよや。われ-せむ/源氏 初音」
③ いのち。また,いのちの長いこと。長命。長寿。 〔名義抄〕
 
こと ほぎ [4] 【言寿▽ぎ・言祝▽ぎ・寿▽】
言葉によって祝福すること。ことぶき。ことほがい。 「ことごとしきわざはえものせず,-をぞさまざまにしたる/蜻蛉 下」

【 樹 】 [音] ジュ 
① 立っている木。木。 「 樹陰 ・樹脂 ・樹皮 ・樹木 ・樹林 ・果樹 ・植樹 ・大樹 ・街路樹 ・広葉樹 ・常緑樹 ・針葉樹 ・落葉樹 ・娑羅(さら)双樹 」
② うちたてる。 「 樹立 」

【 豎▼ 】 [音] ジュ 
① たつ。まっすぐたてる。たて。 「 豎立 」

https://www.weblio.jp/content/%E5%AF%BF

めでたい、命、長寿、 立っている木。なんかしっくり来ました。

この土器の樹木の実物は、祭祀で目出度いことや、五穀豊穣、生命の誕生や長寿を祝うための樹木である。そんな想像ができました。

 

あと、木の実だっていうのがヒントなようだから、「実」も調べてみると、 

 さ ね [1] 【実▽・核▽】
〔真根(さね)の意〕
① 果実のたね。核(かく)。
② 物事の中核となるもの。 「文稍くに異(け)なりといへども,その-一なり/日本書紀 仁賢訓」 → ざね(実)
③ 〘建〙 板と板とをはぎ合わせるとき,一方の板の側面につける細長い突出部。他方の板に細長い溝を作ってこれとかみ合わせる。さねほぞ。 → さねはぎ
④ 陰核。ひなさき。
 
ざ ね 【実▽】
( 接尾 )
〔「さね(実)」の転〕
名詞に付く。
① 根本のもの,そのものとなるもとの意を表す。 「是の後に生(あ)れし五柱の男子は物-我が物によりて成れり/古事記 上訓」
② 本体・中心となるものの意を表す。 「ここに日本武尊,神-のなれる蛇といふことを知らずして/日本書紀 景行訓」
③ その中の主たるもの,重きをなすものの意を表す。 「左中弁藤原の良近といふをなむまらうど-にて/伊勢 101」
 
じち 【実▽】
事実。ほんとう。じつ。 「鬼の顔などのおどろおどろしく作りたる物は…-には似ざらめど/源氏 帚木」
 じつ [2] 【実】
一 ( 名 )
① ほんとう。真実。 ↔ 虚 「 -をいうと一銭もない」 「 -の親」
② まごころ。誠実。 「 -を尽くす」
③ 中身。内容。実質。 「形ばかりで-を伴わない」
④ 成果。実績。
二 ( 形動ナリ )
実意のあるさま。誠実なさま。 「 -なる筆のあゆみには自然と肝にこたへ/浮世草子・一代女 2」
三 ( 副 )
ほんとうに。まことに。 「 -何(ど)うしても出家は遂げられんか/真景累ヶ淵 円朝」 → 実に
[句]
実がある ・ 実を挙げる ・ 実を取る


ま こと [0] 【真▽・実▽・誠】
〔「ま(真)こと(事・言)」の意〕
一 ( 名 )
① うそやいつわりでないこと。本当。 「 -を言えば」 「 -の英雄」
② いつわりのない心。人に対してよかれと思う心。まごころ。誠意。真情。 「 -を尽くす」
③ 歌論用語。作品に表れた作者の真情。 「歌の様(さま)はえたれども,-すくなし/古今 仮名序」

https://www.weblio.jp/content/%E5%AE%9F

果実の種であり、事実・まことであり、中心、根本そのものであると。

これじゃまるで、どっかの1対の男女神さまのことですね。

2つの種は、アダムとイブ、イザナギイザナミ、伏義と女媧。

 

日本的に解釈すると、上にある枝分かれから、2つの種が生まれたのだから、これは神世七代から、イザナギイザナミが誕生していることを、表すのかもしれんですね。

榊みたいに、単純に棒きれや葉っぱなどで作り、神々のシンボルとして、祭りで目出度いことや、五穀豊穣、生命の誕生や長寿を祝う、そんな役割を持つ祭祀具である。

あと「この世界には真実が2つある。ただ一方は隠れて見えないのだ」

と、そんな想像ができました。

 

それでこれって、アレに似てますよね。メノラー。

 

 

メノラーってなんだ

 

 Menorah (Temple)

The menorah (/məˈnɔːrə/; Hebrew: מְנוֹרָה‬ [mənoːˈɾaː]) is described in the Bible as the seven-lamp (six branches) ancient Hebrew lampstand made of pure gold and used in the portable sanctuary set up by Moses in the wilderness and later in the Temple in Jerusalem. Fresh olive oil of the purest quality was burned daily to light its lamps. The menorah has been a symbol of Judaism since ancient times and is the emblem on the coat of arms of the modern state of Israel.

メノラ(/ヘブライ語:מְנוֹרָה[mənoːɾaː])は純粋な金で作られた古代のヘブライの燭台である7つの灯(6つの枝)として聖書に記述されており、荒野でモーセによって設立された携帯用聖域 後でエルサレムの寺院で。 純粋な品質の新鮮なオリーブオイルは、毎日そのランプを照らすために焼かれました。 メノラは古代からユダヤ教の象徴であり、近代イスラエルの紋章の紋章です。

https://en.wikipedia.org/wiki/Menorah_(Temple)

 

エルサレム神殿で用いられた、聖なる燭台で、知恵の象徴で、ユダヤ教の象徴だとか。

 

Construction

 The branches are often artistically depicted as semicircular, but Rashi,[5] (according to some contemporary readings) and Maimonides (according to his son Avraham),[6] held that they were straight;[7] 

枝はしばしば半円形で描かれていますが、Rashi(いくつかの現代の読書によると)とMaimonides(彼の息子のAvrahamによる)[6]は彼らがまっすぐであると主張しました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Menorah_(Temple)

 

今は湾曲した枝分かれであるが、当初はまっすぐな枝だったとか。

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メノーラー - Wikipediaより。 

さらに、

 

Judaism

The menorah symbolized the ideal of universal enlightenment.[22] The idea that the Menorah symbolizes wisdom is noted in the Talmud, for example, in the following: "Rabbi Isaac said: He who desires to become wise should incline to the south [when praying]. The symbol [by which to remember this] is that… the Menorah was on the southern side [of the Temple]."[23]

The seven lamps allude to the branches of human knowledge, represented by the six lamps inclined inwards towards, and symbolically guided by, the light of God represented by the central lamp. The menorah also symbolizes the creation in seven days, with the center light representing the Sabbath.[13]

メノラは普遍的な啓蒙の理想を象徴していた[22]。 Menorahが知恵を象徴しているという考え方はTalmudに次のように書かれています: "Rabbi Isaac:賢明になることを望む者は[祈るときに]南に傾くべきである[これを覚えている] それは...メノラは南側にあった[テンプル]。 "[23]

7つのランプは、中央のランプによって表される神の光の方に向かって内側に傾けられ、象徴的に導かれる6つのランプによって表される、人間の知識の枝を暗示する。 メノラはまた、7日間で創造を象徴し、中央の光は安息日を表す。[13]

 

メノラーは7つの燭台で、この弥生土器の絵は9つの枝があるから、違うじゃんとか言いますね。

でも本来、エルサレム神殿のみが7つの枝分かれのメノラーを所有し、神殿外では、9つの枝分かれじゃないといけなかったとか、書いてますね。↓

Hanukkah menorah

Main article: Menorah (Hanukkah)

The Menorah is also a symbol closely associated with the Jewish holiday of Hanukkah (also spelled Chanukah). According to the Talmud, after the Seleucid desecration of the Jewish Temple in Jerusalem, there was only enough sealed (and therefore not desecrated) consecrated olive oil left to fuel the eternal flame in the Temple for one day. Miraculously, the oil burned for eight days, which was enough time to make new pure oil.

The Talmud (Menahot 28b) states that it is prohibited to use a seven-lamp menorah outside of the Temple. The Hanukkah menorah therefore has eight main branches, plus the raised ninth lamp set apart as the shamash (servant) light which is used to kindle the other lights. This type of menorah is called a hanukiah in Modern Hebrew.[13]

 

主な記事:メノラ(ハヌカ
メノラはまた、ユヌ族の休暇であるハヌカ(チャヌカの綴り)と密接に関連したシンボルです。 タルムードによると、エルサレムユダヤ人の寺院のセレクシードの冒涜の後、一日のために神殿の永遠の炎に燃え尽きるために残された封印された(したがって冒涜されていない)奉献されたオリーブオイルだけがあった。 奇跡的に、オイルは8日間燃えました。新しいオイルを作るのに十分な時間でした。

タルムード(Menahot 28b)は、テンプルの外に7つのランプのメノラを使用することは禁止されていると述べています。 したがって、ハヌカメノラには8つの主要な枝があります。さらに、第9の盛り上がった灯は、他の灯火を照らすために使用されるシャマー(召使)の光として離れています。 このタイプのメノラは近代ヘブライではハヌーキアと呼ばれています。

 

神殿の外側のメノラーは、9つの枝分かれじゃないといけなかったと。今はそうじゃなくなってるのは、時代の流れですね。

日本の鳥取の土器の枝分かれが9つなのは、神殿のはるか果てだから、ハヌカーメノラーなのですね。これはエルサレム神殿が起源と考えても、整合してるんではないかと。

まぁ一つの解釈として。

 

 

アメリカンコーヒーカップソーサー 流砂丘 美濃焼

 

 

2匹の魚の可能性

 

木の下に吊り下がってるこれですが。・・・柿の木の実じゃないですね。

いくらデフォルメしたがる古代倭人が、柿の木の実をサカナの形に描くわけないで・・・。

これ、形そのままにサカナ、魚。

2匹の魚が、吊り下がってるんですよ。ってココまで言うと、もうキリスト教徒の人は、「あっ」と言ったままコーヒーカップを手にして固まっているわけですが。

 

魚が2匹いたからなんだ!と思うかもですが、2匹の魚というのは、実はイスラエルに居たイエス・キリストの象徴なんですよね。

何故かと言うとキリストが起こした奇跡のなかに、こんなのありました。

 

マタイによる福音書


14:16するとイエスは言われた、「彼らが出かけて行くには及ばない。あなたがたの手で食物をやりなさい」。

14:17弟子たちは言った、「わたしたちはここに、パン五つと魚二ひきしか持っていません」。

14:18イエスは言われた、「それをここに持ってきなさい」。

14:19そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれを群衆に与えた。

14:20みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると、十二のかごにいっぱいになった。

14:21食べた者は、女と子供とを除いて、おおよそ五千人であった。

口語訳聖書 - マタイによる福音書

この出来事によって、2匹の魚がキリストの象徴になったとか?

少ないパンや魚を無限に増やす能力とか、事実なら何やったんだという感じですが。

 

それで、これ

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これがどうも、

上はハヌカーメノラーで、下は2匹の魚を表すのだとすると?完全にユダヤ的思想の人が、鳥取に上陸しているという話ですが。

土器の年代は推定紀元前1世紀ですが、誤差の範囲であり、1世紀でもおかしくないですね。

 

 

メノラーの実り

 

最後に。

この線刻画は、メノラーの実りと書いた理由ですが。

メノラーにぶら下がる、魚の実り・・・つまり、実りがあることは明らかに伝えたい意図が感じられますね。絵文字として、言霊として。

この言葉の解釈はこうです。

 

メノラー menorah me-no-rah

みのり  minori  mi--no--ri

これ、子音は一致して、母音は変化しているだけなんですよね。ヘブル・アラム語の特徴とか、知らんけど。

実りを描くことで、メノラーという祭祀具の名称を伝えてるのですね。

そしてまとめると、こんな解釈が可能でした。

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中央の十字架を基礎としている形状なのです。そこにイスラエル的、キリスト的な象徴が込められてる、複合的なメッセージ。実り=メノラーだったと。

所変われば、形も変わる。

 

これが真実だとすると?歴史研究者の人が、2匹の魚やメノラーだの、祭祀は抜きにして、木の枝で柿の実だとか安直に言っちゃう気持ちもわかりますが。

やっぱりこの土器は、キリストの1世紀より以降の気配が濃厚なわけですが。

まぁ想像なので。

 

 

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