「悪事に参加しなかったら、ひどい目に合わすぞ」
人知を超越した圧倒的な力を誇示する悪魔に、そう脅されて嫌々ながらも悪事に参加する人々。
選ばれた民と錯覚して、積極的に悪事に加担する人々。そして抵抗する人々。知らないふりをする人々、全く気づかぬ無数の人々・・・。
こんばんは。いつもひどい目に合っていますが、ちょっと思いついたことを書いてみました。
○いつも助かっております
日本で用いられる数詞を表記すると
アラビア数字
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
漢数字
〇、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十
数字の発音(音読み)
いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう
日本語の伝統的な数詞の発音(訓読み)
ひと、ふた、み、よ、いつ、む、なな、や、ここの、とお
ちなみに漢数字では、数字の0(ゼロ)を「〇」と書き、これは中国が武周(唐)の頃に、女帝だった則天武后(武則天)による考案で、則天文字と言われるものとか。西暦700年前後に出来たもの。
則天文字の形状と字義をウィキペディアで見ると、面白いことが分かります。
日本語でもゼロを◯と書くのですけど。
例えば岩波文庫の『日本書紀(一)』を開くと、西暦は縦書きで「五〇〇年」という風にある通りです。
◯=漢字である
という、なかなか知られない事実。
ところで数字の0は、日本語には無いのかと。
日本語では現在「ゼロ」とか「零(れい)」と言っています。
古来、「無(む)(なし)」と言えば0の代用になったのでした。
だから日本語のゼロは、零か無でした。
そういえば「無数」と書くと、数えきれないほどの大多数を意味する言葉になるのは不思議なことです。増え続けると無に帰すということなのか・・・。
日ユ同祖論
ところで、日本語の数詞、
ひと、ふた、み、よ、いつ、む、なな、や、ここの、とお
仮説の領域を出ませんが、幾つかの興味深い解釈があるのを知ってますか。
まず、日本語の数詞は、ヘブライ語であるという仮説。
これを説明する前に、記紀神話で天照大神(あまてらす)が天の岩屋に閉じこもって世界の光が失われた場面で、天児屋命(あめのこやねのみこと)が「ひふみの祝詞(のりと)」を奏上したことを取り上げなければいけないのでした。
あめのこやねが唱えた祝詞は、こんな変な呪文でした。
ひふみよ いむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか うおゑに さりへて のます あせえほれけ
訳の分からない、現代日本人は全く理解不能な言葉です。これについては
ひふみの祓詞|霊魂の力を増大させる祝詞 十種神宝;(とくさのかんだから)
に詳しく有るので、見ておいてください。
最初の「ひふみよ いむなや こと」は、「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十」に対応している言葉です。
これを踏まえて、今度は「日本書紀と日本語のユダヤ起源」(ヨセフ・アイデルバーグ著 久保有政訳)をちらっと拝見してみます。
この本はヨセフ・アイデルバーグという研究家が残した本の日本語訳なのです。
46ページで、天の岩屋神話で、天児屋命(あめのこやね)の祝詞がなぜか「ひふみよ・・・・から始めることにも触れていました。そして、51ページにこうあります。
「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ、ここの、とうぉ」
は、若干のなまりを考慮するなら、つぎのようなヘブル語として解される。
「ひぃ、ふぁ、み、よお、つぃぁ、ま、なね、や、かへな、たゔぉ」
・・・(中略)すなわちこれは、
「ハイアファ ミ ヨツィア マ ナーネ、ヤカヘナ タヴォ」
と発音され、
「誰がその美しいかた(女神)を出すのでしょう。彼女の出ていただくために、いかなる言葉をかけたらいいのでしょう」
の意味なのである。(中略)もともと完璧なヘブル語なのである。そしてその内容は、コヤネがアマテラスを洞窟から誘い出そうとして言った祝詞の場面に、まさにピッタリしている。
これが本当かどうかは、日ユ同祖論を信じるか信じないかという問題にもなってくるのですが、まぁ興味深い話ではあります。日本語だと思っていたものが、外国語、しかも旧約聖書に使われている言葉だったなんて。
もう一つ、日本語の数詞は、高句麗語(夫余語)と同一であるという研究があるのを知っていますか。こちらのほうも信憑性は高いものがあります。
数 日本語 高句麗語
3 mi mir(mil)
5 itu uc(utsi)
7 nana nanon(nanin)
10 to,towo tok,tek
これに限らず、日本語と高句麗語は良く似ていました。
そしてもう一つ、気づいたこと。
これはおそらくまだ誰も気づいていないかもしれませんが、日本語の数詞は、実は天皇と大和民族の「移動の歴史」を表すものであるという仮説。時間が無いので、今回は詳しく述べませんが。
トンデモだと非難されるのは間違いないところなのですが。
高句麗語と日本語の一致という事実を、まともに直視しない人は、何でもトンデモと言うしかないでしょうが・・・。。
これまでにまとめた、
「騎馬民族の影響を完全否定するのはトンデモ(1)」 匈奴は来た
「騎馬民族の影響を完全否定するのはトンデモ(2)」 日本史の中の月氏
国常立尊とエジプトのピラミッド・・・「超古代のある物体」を表現している?
最近の記事を並べてみましたが、こうしたユーラシア大陸に大和民族の根源が存在しているという過去の記事と、合わせて考えると、日本語の数詞の起源が大陸という発想はあってしかるべきでした。。
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