第1回 まえがき
○いつも助かっております
前方後円墳の叡智について、数回に分けてお送りします
前方後円墳矢印説については、以前からチラリと書いてきました。
前方後円墳の中心軸を測り、その延長線上に、被葬者に関係する遺跡や、被葬者の名前を含む山岳、宮殿などがピタリと一致することにより、古墳の被葬者が誰であるかわかるようになっていました。
これが前方後円墳矢印説です。
これが前方後円墳矢印説の、ひとつの分かりやすい例です。
古代の天皇と日本民族の残した、前方後円墳に秘められた叡智だったのですが、長らく忘れ去られて、知られずにきました。
日本の名だたる古墳の専門家も、この仮説には全くと言っていいほど、手を出していません。なぜならば未だに確固とした証拠が提示されていないからです。
井上赳夫(たけお)氏が1987年に出版した著書、『増補・日本古代史の謎は解けた』の中で、この仮説は「前方向法則」として紹介されていました。
しかし井上氏の著書内では、古墳の年代測定の精度は、今と比べて低い時代であったためか、ほとんどの古墳が的外れな回答を導き出していました。そのためか前方向法則の信奉者はまったく目立って存在を見せていません。
「前方向法則=前方後円墳矢印説」は、実際にはほんとうに正しい理論であるのに。
このたび嘲笑され続けて苦節20年、アマチュア歴史研究家で、第一級のイジメられっ子であるわたくしが、ほぼ全ての前方後円墳(前方後方墳を含む)について、「前方後円墳矢印説で」再調査を実施しました。
この結果は2015年に、キンドルの電子書籍で発表される見通しとなっています。将来的にはもしかすると電子書籍やブログじゃないところでも、発表するかもしれません。
発表する予定の原稿の中から、いくつかの前方後円墳についてブログ上で発表します。
引用する測量図については、『「天皇陵」総覧』という稀有な価値ある本に、仔細な測量図が多く載っているので、それを引用して報告します。
地名検索はグーグルマップを用いましたが、日本地図帳(縮尺45万分の1)も併用してます。
2に続く。
人気ブログランキング