たっちゃんの古代史とか

誰も知らない日本とユーラシア古代史研究。絵も本も書く。闇の組織に狙われてるアマ歴史研究者。在宅勤務の自営業。

古事記。序文の謎。1

ブログで自己流の古代史解釈、始めてみたいと思います。
何分まともな場所で歴史を研究した経験のない身分なもので、稚拙な表現や言い回し、専門知識と専門用語の不足等、通説から逸脱した突飛な発想…もあるかと思いますが、そのあたりはご容赦ください。

西暦712年に成立した、現存最古の歴史書とされる古事記は、日本書紀にも匹敵する価値のある書物としても名高く、そして多くの知られざる謎が秘められています。
ここでは日本の二大歴史書として位置づけられるであろう、古事記日本書紀の謎を、精神状態の安定している限り(-_-)、できるだけ詳しく取り上げていきたいと思います。

今回は古事記の中でも、あまり注視されることのない、「序文」の謎について。

古事記の序文のなかには、編者は太安万侶と稗田阿礼という紹介があります。
太安万侶という人は、当時の中央政府の行政に関わるお役人だったらしいのですが、とくに古事記の編纂を一手に任されていることから、かなり文筆能力の突出していた人のようです。
稗田阿礼については、一説によれば藤原不比等説もあるようですが、信じ難いことに古事記の内容は全て、この稗田阿礼の暗記によるものとされています。

古事記の序文には、この稗田阿礼の特技について特筆されており、「時に舎人あり。姓は稗田、名は阿礼、年は是れ二十八。人と為り聡明くして、目に渡れば口に誦み、耳に払るれば心に勒す」(出典-新版古事記-中村啓信訳注)とあって、つまり目にした文字と耳にした言葉を全て記憶できる能力の持ち主だったようです。
古事記の中の膨大な神名、人名、その系譜、地名、出来事の全てを頭に留めていたのでしょうか。ただ驚嘆のひとことに尽きます。

口伝による過去の出来事や系譜の伝承は、特に上古時代に文字として記録される習慣のなかった倭国にあっては、特に記憶力の良い者が抜擢され、当初は主に神職の一種として充てがわれたようです。
稗田阿礼は巫女の祖神である天宇受売-アメノウズメの子孫とされており、この天宇受売は神前での舞踊など、儀礼を行う役割を果たした神とされています。
現在でも、神籬(ひもろぎ-神事の際、神を迎える依代・場所)や神事では、神の名を唱え事績を称える祝詞(のりと)が発せられますが、こうしたものは本来は口承されてきたもので、漢字が本格的に導入される以前は、ずっと暗記力が物を云う時代でした。

この稗田阿礼なる人物もまた、謎多き人物ですが、そういえば今回は序文の謎についてでした。(話が逸れた…)

本筋に戻りますが、この古事記の序文について、興味深い特徴がいくつかあります。
序文は「過去の回顧」と「企画に至った経緯」の2章に、大きく分けることができます。
疑問に思ったのは、過去の回顧の部分になります。(ここまで前置き長かった気がする…)

というわけで、2に続く。